よるっこめの仮日本ずまい記 2014-2015

青年海外協力隊理学療法士隊員として2年5ヶ月のガーナでの活動を終え、次の地へ向かうまでの日々の記録。

ガーナ体験談 in 松阪市民病院リハ室

先月、リハ室室長と個人面談をした際にお話をいただきました。

「辞める前に、何か報告会か勉強会かしてってよ。」

 

一番、ハードルの高い、難易度Maxの講演だと感じていました。

例えば、学校で講演する際、JICAの出前講座でお話しする際、対象者と対象者が何を求めているか比較的予想しやすいです。またそこから、何をメインテーマ・メッセージとして講演するかを決めるのも(簡単ではないですが)、なんとかできます。

 

ただし、今回ばっかりはそうは行きません。

対象は病院で働く、プロのリハ職種。

国際協力や異文化理解といった世界とは遠い領域で活躍している皆さん。

ましてや開発途上国

生活について知りたいのか、医療について知りたいのか、または今後私が勉強する障害学の要素も知りたいのか。

じゃあ、私から皆さんに伝えたいメッセージは・・・?

いやいやいやいや、難しい。

 

考えに考え、一番のせたいメッセージは

「異なる世界(=外国。先進国だけでなく、途上国ももちろん)から、新しいアイデアを知り、学びあう事はリハ職の成長に欠かせない。そのためには、世界の色んな地域の色んな価値観・医療福祉を知るべき。これがグローバル化のポイントだ!」

といった感じのことかな、とひねり出しました。

 

結果・・・・・

惨敗。笑

 

メッセージを盛り込むどころか、つかみ部分のガーナ生活や文化(さらっと流そうとしていたところ)で、まさかの質問攻め→時間配分くるう→焦る→最後かけあし→没。

こんなに質問してもらえるなんて、嬉しい悲鳴です。

が、そういった不測の事態に上手く対応し、プレゼン全体を修正していく、また、聴講者の知りたいこと・興味をその場で感じ取り評価し、アセスメントして伝えるべきもしくは伝えてほしいと思われているだろうメッセージをのせていく、なんて難しいこと、できるようなハイレベルではありません。

 

反省点もりもりです。

やっぱり事前準備は入念に、が大鉄則です。

 

それにしても。

人前で話すのは楽しい。

勉強になるなぁ。