よるっこめの仮日本ずまい記 2014-2015

青年海外協力隊理学療法士隊員として2年5ヶ月のガーナでの活動を終え、次の地へ向かうまでの日々の記録。

リハ職種と障害者問題

医学的に、理学療法作業療法etcを実施する。

→身体機能を改善させる事で、既存・既定の社会への満ち足りた参加を目標とする。

これはつまり、変わるべきは“障害者”であり、normalという概念の“健常者”により作られた、“健常者”主体の社会へ“障害者”が参加していく努力をしていく。という事。

だったら、社会は変わらなくて良いのか、という話になるわけです。
“障害者”主体の社会?
いえ、それって何か違うと思います。
“障害者”も“健常者”も、女性も男性も、高齢者も乳幼児も、誰もが生きやすい、隠れた気配りがきいた、優しい社会。

随分前から提唱されている、ユニバーサルデザイン
もちろん、障害をもつ人や高齢者、妊婦さん、小さい子供連れのお母さん、だけでなく、健常な若者でも、達者な壮年者でも誰でも使っていいよ、という概念(と私はとっています。)
困っている人、不便をより感じる人に、優先的に使ってもらう事は言うまでもありませんが。

ハード面の例はこんな感じ。
ソフト面でいうと、人々の障害者への理解や、法の整備、人権、等でしょうか?
まだよくわかりません。

こんな風な誰にでも優しい社会を作るために、リハビリテーション職種はどんな事ができるのでしょうか。
・人の体の動きのエキスパートとして、環境整備のための助言。
・より身近に、“運動”する機会を提供する事。
・“運動”の場を通して、人と人を繋ぐ事。

思いつかない。
こんな事を考えていたメーデーです。