よるっこめの仮日本ずまい記 2014-2015

青年海外協力隊理学療法士隊員として2年5ヶ月のガーナでの活動を終え、次の地へ向かうまでの日々の記録。

初全身麻酔・手術

本日は左外耳道の膿瘍を摘出するため手術を施行。
朝の5時半から絶食、8時頃から左前腕に点滴、9時半から絶飲水。
13時半から手術でした。
朝起きて、点滴開始前に病衣に着替えます。
点滴を始めてからでは袖を通しにくく、着替えが面倒だからです。
手術前に簡単にはずせるように、ブラはストラップの着脱が可能なタイプを。

一応全身麻酔なので付き添いが必要でした。
12時半には母が病院に。
術後2時間はナースステーションの横の回復室でモニター管理されます。
その際、バスタオルとティッシュが一箱必要だということ。

点滴が始まると、とにかくトイレが近くなりました。
水分入れるんですから、出て当然。そのおしっこの臭いが、普段仕事中に嗅ぐ患者さんのおしっこの臭いとそっくりでびっくりしました。
前腕に点滴が入っていると、なんだか違和感があり、ベッドの上であっちむいたりこっちむいたりも、気をつけないといけません。
普段、患者さんは色んなストレスに見舞われてるんだなと再確認でした。
手術室に呼ばれたため、ベッドごと移動。
いざ手術室に入ると、とても懐かしい臭いがしました。

“ガーナだ。”

笑。
ガーナで何度も入った、病院の手術室の臭い。薬剤の臭い。
手術室の臭いってどこでも一緒なんだな。
ガーナのほうがより強烈な臭いだったけど。
そんな風に思いました。

手術室で、ベッドから診療台?乗り移り、いろいろ説明を受けました。
そのうち、今から点滴で麻酔を流しますね。と。
気合を入れて、簡単におちないように抵抗しようと、奮起。
・・・
“すごい、ぐにゃぁってくる。これが、全身麻酔の感覚か。。”

そう思って、次、目覚めたら、先生に声をかけられていました。
「終わりましたよー。わかりますか?」

“はい”と言おうとして、喉の異物と痛さにびっくり。

“そっか、挿管されてるんだ。挿管って痛いんだぁ。”
喉から気管にかけて、人工呼吸運ための管が通されています。
そりゃ痛い。
すぐに、ごそっと管が外された感覚。
とるのもやっぱりちょっと痛い。
回復室に連れて行かれると、ちょっとずつ意識が戻ってきました。
なんだか、痰が上がってきます。
風邪をひいた時のような痰ではなく、うすい感じでねばねば感が少ない痰。
挿管されてた影響でしょう。だからティッシュが一箱いるんですね。
そうこうしていると、またトイレに行きたくなってきました。
結局トイレは我慢し通し、2時間後元の病室へ戻されました。
その後は、自由に歩いていいし、食べても飲んでもOK。
すぐにトイレへ直行し、母からちっこいどら焼きを失敬。
その後はあんまり覚えてませんが、夕飯もしっかり食べ、非常に胸がむかむかし、ヨーグルトを買いに行き、食べてから、Dream Girlsと花より男子2を鑑賞中に、眠りに落ちました。

初めての全身麻酔での手術。

無事終えることができ、感謝です。
おもしろ体験でした☆

初入院体験

本日より、伊勢のRed Crossに入院。


右耳の外耳にガーナ1年目からできては潰れできては潰れる腫れ物がありました。
右耳の腫れ物はほとんど穴の外にあるので、大して気にしてなかったのですが、最近左耳にも出現し始めました。
左耳は穴の中、奥のほうにできてしまい、腫れると穴を塞いでしまいます。
耳に水が入ったみたいにぼーーーんとなります。

耳鼻科にいき、留学の件も考慮したうえで、全身麻酔で左耳だけとってもらうことにしました。
これも留学準備のひとつ・・・?

 

さておき、日本の病院って本当に親切&快適。

4人部屋ですが、やたら広い。

明日の初手術に備え、今日は仕事をもりもりこなしておきます。

CASがきた

やっと。やっと。やっと。CASがきました。

CASとはConfirmation of Acceptance for Studiesの略。
大学から合格の通知をもらうと、次にこちらから入学する意思を表す書面(Acceptance Form)を提出します。これを大学側が受理し、その後正式な就学許可証のような物が発行されます。これがCASで、イギリスVISA申請に必要な書類になります。
このCASが発行されるまで、VISA申請はできません。

私がAcceptance Formを提出したのが、5月15日。
まてど、暮らせど、CASが発行されず、焦りが深刻になってきた6月初旬。
待ちきれずに、大学の入学事務にメールをすると、2日後に連絡がきました。
「もうちょっと待って。」
さらに、お世話になっている留学センターからは
「一度発行されたCASに間違いがあって訂正を依頼しているところ・・」
と連絡が入りました。

私が大学側に問い合わせをしたタイミングで色んな事が動き始めたような気がします。
やはり、日本のように迅速で正確な手続きっていうのは望んではいけません。
さすがにガーナ程ではありませんが、日本とガーナの真ん中くらいかなと思っていたのはだめでした。
ガーナにより近い。

とにかく、CASがきたのはよかった。
このタイミングっていうのは、また慌しいです。
今日は奨学金オリエンテーションでそこへ向かう電車内でCASを確認しました。
明日から入院です。
できれば23日火曜日の退院後にすぐに大阪イギリス大使館へ向かいたい。
それが最速で、職場にも迷惑かかりません。
そのためには・・・・とにかく早急に、VISA申請書を仕上げ、大使館に申請日時の予約をとり、必要な手続きと支払いを済ませ、必要書類を揃えないと。
ほとんど準備はできていますが、資金証明書類の翻訳を追加で依頼しないと・・・。
ちょっとの不備もいやですから。

オリエンテーションから直帰します。
あぁ。先週の金沢行きからやたら忙しい。

ロータリー財団 奨学金 オリエンテーション

本日はこれに出席させて頂きました。

内容の詳細は一切、知らされていませんでしたが、簡単な?スピーチはしないといけないだろうと思い、少しだけ準備はしていました。

 

会自体は私が想像していたよりもずっと大規模で格式が高めで、程よい緊張感を味わいました。

たくさんの、先輩方、またロータリーを支えている役員・会員の皆様にお会いし、激励を頂きました。

 

私って本当に、人の運にだけは恵まれているといつもいつも思います。

とにかく、すごい方々(こんな表現でしか言い表せない自分が悲しい・・)に囲まれた時間でした。

 

色んな方とお話をさせてもらい、今日の出会いや得た教えをこれからの人生に繋げていきたい。またいつか、私自身が皆さんに影響できるような人間になりたい。

 

そんな風に思いました。

楽しかった。

 

はぁ・・・・

でもやっぱり緊張した!笑 

じいちゃんにカミングアウト

最近、中日新聞さんから取材をうけ、記事を掲載していただきました。

 

それには、今の病院を辞め、イギリスへ留学することも記載されています。

 

これは・・・もう潮時です。

人さまから耳に入るより、私の口からおじいちゃんにきちんと伝えないと。

そういうことで、おじいちゃんに新聞を見せました。

 

「おぉ、また新聞載ったんかーー!今度は中日か。すごいなぁ。ははは☆・・・」

 

なんて笑っていたのもつかのま・・

 

「・・・ひろか・・イギリスいくんか・・?」

気づいたおじいちゃん。

 

「うん。大学院へ勉強しに行って来るの。」

そう答えると、

 

「そうか・・何年や??」

とおじいちゃん。

 

さすが・・・何日、何週間、何ヶ月という単位を飛び越え、何年と言ってくるあたり、私の海外渡航への慣れを感じます。

 

色々話をして、やっぱりショックでしたよう。

 

でも、おじいちゃんから、とても大切な教訓を受け取りました。

おじいちゃんを尊敬できる事が、とても嬉しかったです。

こころに刻んで、イギリスへ飛ぼうと思います。

ロータリー財団地区補助金奨学金 結果2

ようやく、合格の通知が届きました!

 

書面で!!!

 

これでようやく、信じられます。
安心です。
実感が沸いてきました。

 

嬉しい・・・!

 

今まで、たくさんの試験を受け、合否の結果を受け取ってきました。
その度に、なんとなく、合否ってのは感覚でわかるようになってきていました。


これはいけそう。
これはちょっと・・。


そんな感じで、自分の相対的な能力を割りと正確に掴めるようになってきたんです。

 

今回のは本当に、今まで経験した“試験の合格”で一番、嬉しすぎる驚きの合格でした。

 

私がしてきた事、これからしたい事、私の人間性が認められた様な気がして、すごくすごく嬉しいです。

 

でもやっぱり謎で仕方がありません。
経歴・学歴等では他の候補者さんの方が格段と優秀でしたのに・・・。
慈善の精神、国際協力、社会保障社会福祉への思いがMBAよりもロータリー財団さんの趣旨に沿うたのでしょうか。


そう思いたいです。
嬉しい!

 

私の留学だけでなく、私の人生そのものの背中をおして頂いた気がします。

他の候補者さんの分もしっかり勉強して、これからの社会に還元しないという思いがとても強くなりました。

ロータリー財団地区補助金奨学金 結果

そろそろかなぁ。と思っていました。

しかし、まさか電話だとは思っていませんでした。

 

お昼、松阪事務所から着信履歴が。

???

郵送だと聞いていたので、まさか結果の通知だと思わず、電話をかけ直しました。

 

以下、担当者さん→担。

 

担:「先日の面接審査の結果が地区事務所から届きました・・・」


私:・・・!!?ちょっ、待って・・心の準備っ・・・

 

担:「審査の結果、・・」
私:“残念ながら今回は不合格ということで・・・”

 

担:「・・米田さんが見事に合格されました。こちらに書面が届いておりますので、米田さんのお宅にも郵送いたしますね。おめでとうございます。」

 

私:「・・・え、あ、そうなんですか。ありがとうございます。あ、はい、郵送をお願いいたします。はい、どうもお世話になりました・・・?・・・」
・・・?・・・・

 

担:「はい、おめでとうございます。それとですね、奨学金受給にかかわるオリエンテーションが6月20日に名古屋で行われますので、必ずご出席下さいね。」

 

・・???・・・

 

私:「はい、6月20日ですね。はいわかりました。」

 

・・・????・・・


担:「はい、ではこの度は本当におめでとうございました。留学がんばってきて下さいね。」


・・・?????・・・

 

私:「はい。ありがとうございます・・・?・・・いえ、あのちょっと待って下さい。え?合格っておっしゃいましたか?え?合格ですか?え?間違いないですか???え?」

 

担当者さんの話がすべて終わって、ようやく、事態を飲み込みました。

 

合格?そ、そんなはずがない。

 

担:「えぇ(笑)合格ですよ。こちらにきちんと正式に通知が届いておりますから。」

 

私:「え、あそうですか・・・。あ、はい。。。合格。ご合格ですか!!!!???え!?」(←やっと)

 

担:「はい。おめでとうございます(笑)」

 

私:「・・・いえいえ、何かの間違いではないですか?!きちんと調べて下さい。え、そんな訳ありませんよ?」(←ばか)

 

担:「いえいえ、間違いなく、合格されましたよ。ご安心下さい。」

 

これを後2回程繰り返し。(担当者さんごめんなさい)

 

私:「えぇえぇぇ!!!!??本当ですかぁぁっぁっぁぁああぁ!!?」
やっと信じた馬鹿な私。

 

私:「ほんんとーーーーーにありがとうございます!!!もう絶対だめだと思ってましたぁぁぁぁ。本当にこれ(奨学金)がないと、むこうで餓死しちゃうかもとか思ってたんですぅぅーー。涙」

 

電話口で微笑ましいため息の担当者さん。
面倒くさい私でごめんなさい。

 

そんな訳で、なんとロータリー財団地区補助金奨学金を受給していただける事が決定いたしました。

 

しかしながら。

 

時間が経つにつれ、不安で仕方ありません。
もう一回電話かかってきて、“間違いでした。”って言われたら。。。
あの電話はもしかして白昼夢・・?
とか。

とりあえず、書面がお家に届くまでは、心底は安心できません。
うん。